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2012年1月 事務所

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亜鉛プラグの点検を怠るべからず・・・
LOクーラーに付いていた閉止プラグが吹っ飛んで、機関室内に海水が入ってしまった
船からHELP要請がありました。
普通にねじ込んでいたプラグがすっ飛ぶことは無いので、クーラーを点検してみたら、
亜鉛プラグに亜鉛の影が無く・・・とっくの昔に無くなったようです。
亜鉛が無くなってしまったら、つぎに電触しやすいものが食われてしまいます。
プラグが鉄メッキだったので、エンジンよりも先にやられたようです。
ただ、このエンジン、亜鉛プラグはこの1個だけしか付けるところがなかったようで。
そのプラグの交換を船主が知らなかったようです。
メーカーから対策部品を取り寄せて亜鉛プラグを増やす対処を施し、船主さんに説明しました。
潤滑油や燃料フィルターの整備の際には、亜鉛プラグに付いている亜鉛の残量の
点検もお忘れなく。

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